CASE

解決事例

2025/09/30

交通事故

高次脳機能障害(2級1号)の事案で将来介護費の増額に成功した事例

交通事故

当事務所の弁護士が受任し、解決した交通事故の事例をご紹介いたします。

事故の概要

事故の状況についてです。

項目依頼者の状況
年代70代
受傷部位頭部
事故当事者歩行者と自動車との事故
事故類型人対車両
後遺障害等級(依頼時)2級1号
後遺障害等級(解決時)2級1号
当初提示額約3900万円
解決額 約5000万円
増額約1100万円

弁護士に依頼した理由

被害者は、交通事故により、脳挫傷等のけがを負い、記憶障害や失語症等の後遺障害が残存したことにより(高次脳機能障害)、後遺障害等級2級1号に認定されました。

加害者側保険会社より賠償額の提示を受けましたが、後遺障害慰謝料や将来介護費の点で、被害者側の要望額と開きがありましたので、受任に至りました。

弁護士のコメント

被害者は、高次脳機能障害の症状としての記憶障害や失語症等の症状が残りましたが、症状固定以降は在宅で生活していましたので、将来の介護費用をどの程度賠償すべきかについて大きな争点となりました。

在宅生活ができるとはいえ、一部介護サービスが必要であったり、家族による定期的な見守りが必要な状態であったため、本人の日常の状況を加害者側保険会社に丁寧に説明し、将来介護費の支払いを認めてもらうことができました。