【相続】相続に備えて
家事チームでは,今年1年,相続について連載します。はじめに,相続手続きを概観します。
相続が発生したら,まず,亡くなった方が遺言書を残していないか確認します。
遺言書があれば「検認」の手続きを経て(公正証書遺言なら不要),執行します。
遺言書がない場合は相続人を確定し,遺産の調査をした上で,相続人間で遺産分割協議をすることになります。この時に,各人の具体的な相続分を決めるために,「寄与分」,「特別受益」について検討が必要な場合もあります。
以上,ざっと見ただけでも,聞きなれない言葉や,実際にどうしたらよいのか分からない作業がいくつもあったのではないでしょうか。しかし,相続は人の死亡を原因として発生することもあり,話題にしにくいものです。
そこで,いざ相続が発生した時に困らないように,相続発生前にしておくべきこと,相続発生後にすべきことについて,次回から1つずつテーマを決めて解説していきますので,ご期待ください。
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◆弁護士法人一新総合法律事務所 弁護士 角家 理佳
(当事務所「家事」チーム責任者)◆
<初出:顧問先向け情報紙「こもんず通心」2013年2月1日号(vol.119)>