一新総合法律事務所スタッフブログ

18才

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娘:「お父さん、私、結婚するわ!」

父:「何~!?まだ18才のくせに何を言っているんだ!絶対に許さん!!」

娘:「私は、もう18才で、大人よ。法律上も18才ならお父さんから許可もらわなくても、結婚できるんだから!」

父:「な、なんだって~~~。も、ももこ・・・(T_T)」

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なんてことが、実際に起きる可能性が出てきました・・・(冷汗)

 

2018年6月13日に、民法上の成人年齢を、現行の20才から18才に引き下げる民法改正案が成立し、2022年4月1日から施行されることになりました。

 

既に、選挙権は18才から付与されていますが、今後は、民法上も18才で「大人」と認められることになります。

 

それを受けて、女性が結婚できる年齢が、現在の16才から18才に引き上げられるとともに、親の同意が不要になります(ちなみに、私の娘は2022年4月の段階で中2です・・・)

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娘:「お父さん、私、結婚式のために、エステに通うから、契約してきたわ!」

父:「何~!?結婚も許していないのに、今度はエステって・・・」

娘:「でも、私は18才だから、自分で契約もできるのよ。クレジットカードも作って、分割で支払うから大丈夫よ!」

父:「も、ももこ・・・(T_T)」

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今まで、20才未満の子供が両親の同意なく締結した契約は、親が取り消すことができましたが、成人年齢が18才になると、それもできなくなります。

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娘:「あ、そうそう、新婚旅行は海外に行くことにしたので、パスポートも取ってきたわ」

父:「あわあわ・・・」

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現在、20才未満は有効期限が5年間のパスポートしか申請できないことになっていますが、18才から有効期限が10年間のパスポートの申請ができるようになります。

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娘:「あ、これから、友達が結婚のお祝いしてくれるっていうから、帰りは遅くなるからね!」

父:「酒はまだ飲んじゃダメだぞ!!」

娘:「分かってるわよ、お酒は20才になってから、でしょ」

父:「も、ももこ・・・(T_T)」

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ちなみに、民法上の成人が18才に引き下げられても、お酒やタバコ、ギャンブルは、現状と同様に20才まで禁止のままです(よかった・・・)

 

今後は、18才が成人として扱われても大丈夫になるように、学校や家庭での教育が重要になってきますね。

 

子の親離れもますます早くなっていくんでしょうね・・・(せつない・・・)

 

【投稿:今】

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