認知症サポーター養成講座を開催しました
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9月25日 新潟市地域包括支援センター姥ヶ山の方々をお招きし、認知症サポーター養成講座を開催しました。
本講座では、
・認知症の症状
・認知症の予防
・認知症の人と接するときの心構え
について教えていただきました。
認知症の人への対応の心得“3つの「ない」”
① 驚かせない ② 急がせない ③ 自尊心を傷つけない
というのが基本姿勢であり、具体的には「まずは見守る」「後ろから声をかけない」「相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する」ことなどがポイントです。
弁護士と事務員が一緒になって「認知症の方への対応で心がけたいことは何か」を考えるグループワークも行いました。
日常生活で、認知症の方の対応で困っている方や、地域の中で困っている方がいたら声をかけることができるかという話題もあがり、様々な意見が出ました。
正直、地域の中で困っている方に声をかけるのは勇気のいることですし、断られたらどうしようと思う気持ちもあるかと思います。
グループワークの中でも、実際のところなかなか声をかけられない…という意見も出ました。
しかし、私自身が認知症を患い一人で困っていたら…と、自分自身に置き換えて考えてみると、声をかけてもらったらありがたい、と感じる方のほうが多いのではないでしょうか。
2025年には認知症患者は700万人に及ぶ見込みで、「自分は認知症にはならないから大丈夫」ということはなく、誰にでも起こりうる病気であるということも、今回の講座で学ぶことができたと思います。
今後は、認知症の方が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるように、認知症サポーターとして高齢者を「見守る」ことを忘れず、もし気になる動作をされている高齢者の方がいらっしゃったら、少しの勇気をもって「困っていることはありますか」とお声がけしたいと思います。
養成講座を受講したため、終了後に認知症サポーターの証である『オレンジリング』をいただきました。
私はいただいてから毎日身につけています。
認知症の人やそのご家族の『応援者』である、認知症サポーターが地域にどんどん増えていくことを願います。
【投稿:岩】